セルフカット
自分で髪を切るということ
ヨシオです。
僕はもう10年以上自分で髪を切っています。
理由は、美容院や床屋があまり心地よいとは感じられないこと、その割には料金はなかなかいい値段するということです。
値段に関しては一人の職人さんが1時間程度時間を使って作業してくれるので当然の価格というのは理解しているのですが、その1時間程度の時間が僕にとってどちらかというと苦痛のジャンルに入ってしまっているのでなかなか髪を切ってもらいに行きたいという気持ちにはならないということが大きいです。
そこで自分で髪を切るようになったというわけです。
小さな工場とはいえ一応会社の社長という身分の僕が自分で髪を切っているというのは世間的には貧乏くさい話かもしれませんが、自分で髪を切ることには大きなメリットがあります。
それはいつでも予約なく切れるということ。
これにつきます。
実際切りたくなった瞬間僕は急に髪を切りますから。
すごく快適です。
ただ、自分で切るという行為ははっきり言ってめちゃくちゃ難しいです。
今僕は裾から少し上までを刈上げ、頭頂部は七三という髪形をしているのですが、この髪形を他人が見ても違和感ないように切れるようになるにはそれなりの練習が必要だと思います。
初めてのセルフカット
今の髪型ができるようになるまでに技術的な練習と、それと同じくらいに大切なこととしていい道具を見つけることに多くの時間を使いました。
初めて僕が自分で髪を切ったのは高校生の時です。
丸坊主にしました。
このころちょっと世間で坊主が流行っていたので自分もしたくなってやってみました。
丸坊主にするのはさすがに簡単。
というわけでもないんです。
バリカンは適当に何でもいいと思います。
それを使って坊主にするのですが、いざ鏡に向かってバリカンを動かしてみると全然自分の思い通りにバリカンを動かすことができませんでした。
丸坊主は大学を出て家業を継いでしばらくの間までしていたので、7年くらいは丸坊主を切る作業をしていたと思います。
その間で鏡を見ながら思った通りにバリカンを動かせるようになりました。
坊主に飽きたころには横は短め上は長めに残す髪型にしたいと思ったのですがなかなかいい見た目を作ることができませんでした。
というのも道具が悪かったからです。
適当なバリカンしかもっていなかったので3mm,6mm,9mm,12mmのアタッチメントというようなおおざっぱなアタッチメントしかないバリカンを使っていたのですが、これで刈上げを作ろうと思うと3mmから一気に6mmにとぶ刈上げしかできないのでその部分が段ちになってしまうのです。
刈上げは滑らかに頭頂部に向かって髪をだんだん長く残す必要があるので、これらのアタッチメントでは滑らかにではなく階段状にしか髪を長く残すことができませんでした。
そこで、もっといいバリカンはないのかといろいろ探して見つけたのがこちら。
このバリカン7mmくらいの長さまでなんと0.2mmずつ調整できます。
さすがに0.2mmの段ちならかなり滑らかに見えて、素人目にはもうバリカンで切ったようには見えません。
このバリカンを使っても自分の技術が未熟でうっすら段ちが残ってしまうこともよくあります。
そんな時はすきばさみでその段ち部分にはさみを当ててやれば段ちを消すことができます。
僕が使っている散髪ばさみすきばさみのセットはこちら。
これらの道具とあと鏡を三枚用意して三面鏡にして髪を切っています。
これらの道具を用意してもきっとすぐには思った通りの髪型なんて作れないと思います。
それで今回おすすめしたいと思ったのが、とりあえずまずはすきばさみを使ってみるということです。
カット率が20%くらいの一回切ったくらいじゃ全然髪が減らないすきばさみを使って徐々に髪を減らせば、安全に髪を減らすことができて、美容院に行く回数を減らすことができます。
髪が伸びてだんだんセットができなくなってきたころに皆さん美容院に行くと思うのですが、実は髪が伸びたことがセットができない大きな要因ではありません。
髪の量が多くなったことがセットができなくなる要因です。
よくセットをしていると、どうしてもこの部分膨らんじゃうってことありませんか。
その部分、髪のボリュウムが増えてしまっているのです。
その部分をすきばさみですいてやって、髪の量を減らせば、実は多少髪が長くてもセットはできるのです。
ということでもし美容院に行く回数を減らしてみたいとがんが得ているならばすきばさみで髪を減らしてみてはいかがでしょうか。ということをお勧めするための記事でした。