個人投資家のための小型株で賢く儲ける方法を読んで5
第5章
仕手筋について
第4章に続きまして、第5章も仕手筋についてが書いてありました。
ちょっとしつこいですね。
僕は株価が動いている理由が、仕手筋が動かしていようが、証券会社が動かしていようが、需給で動いていようが株価が動いていればそれでいいと考えています。
誰が動かしているのかを知ったところで、ついていくことは不可能だと思います。
ついていこうと思うより、自分の相場観を養って、ここならいけると思うタイミングで買って勝てればそれでいいのではないでしょうか。
短期投資で勝てるか負けるかはエントリーのタイミングにかかっていると思います。高いのに買うから負ける。落ちている途中で買うから負ける。高くないときに買う。落ち切ったところで買う。そういった相場観を養うことが大切だと思います。
第五章最後の節
最後の説にやっとためになることが書いてありました。この前までは仕手筋の動きや投資顧問の動きなど仕手株系のことが書いてありましたが、最後の節には投資判断を他人にゆだねた末路についてでした。
内容になります。
上げ初めのころは一株が150万にもなったことで大儲けした人たちが多くいました。家を建てたと豪語する人までいました。
そういった人たちはインターネット掲示板では億り人と呼ばれました。
億り人は自分のしたおいしい経験を掲示板に書きまくりました。
そのおいしい話を見た人たちは自分もおいしい思いがしたいとガンホーを買いました。
しかしそれは仕手株。行き過ぎた株価が再び上がることはありません。
含み損を抱えた人たちは仕手株をナンピン。儲かるどころか資金をすべて失った人の多さが災いして、その後は下げ一方でした。
という内容でした。
業績、割安、割高、事業の将来性は自分で読み取れるようにならないと株の面白さが半減してしまうと思います。
自分で吟味した銘柄が自分の資産を増やしてくれるのか、減らしてしまうのか、そういったところに株の面白さがあると思いますので、銘柄選定はぜひとも自分で行うことをお勧めします。